なんていい加減な! by M.N

偉人は思想・アイデアを、平均は出来事を、愚か者は他人について語る E.ルーズベルト

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フェルミの奥様

2015年10月12日 · コメント(0) · 科学的思考

今話題の「ニュートリノ」という素粒子はイタリアの少年物理学者フェルミの命名です。(存在の予言はスイスの少年物理学者パウリ※によるもの)フェルミは世界初の原子炉を作った「実験」物理学者であると共に、理論物理でも大活躍をした数少ない近代の物理学者でした。ですから彼の名前は研究所や物理法則に数多く残っています。そんな彼のご夫人がユダヤ系ということで、1938年にアメリカへ移住しています。そしてアメリカでは原子爆弾の基本設計をおこないました。(もしユダヤ迫害がなければマンハッタン計画はどのようになっていたのでしょうか)

さてフェルミが物理の通俗本を書いたときのことです。対象が専門家ではなかったのでフェルミ夫人とその妹からのアドバイスを受けながらの執筆でした。そして電磁波と光の章には

・・・・・このようにして電気と磁気を表す方程式を組みわせることで電気と磁気の波(電磁波)の存在が予言された。そしてその速さは光(波)と同じであり、光は電磁波と同じであることがわかった。

これを読んだご夫人、そしてその妹はフェルミにこういって譲らなかったそうです。

両方共波で、速度が同じだからって、同じものとは限らないでしょう!

これには偉大なる物理学者も反論出来なかったと、子供の時に読んだ彼の自伝(かエッセイ)に書いてありました。こんな偉大な科学者にそういうことを言えるんて、凄いです。ちなみにフェルミは反論出来なかったそうです。

※ パウリは20歳で博士号を取り、その2ヶ月後に200ページ以上の相対性理論に関する解説書を仕上げています。今でもその本は一般相対性理論の標準的な教科書です。彼は若い頃、オリビア・ニュートン・ジョンのお祖父さんであるマックスボルンのもとで仕事をしていました。

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