理化学研究所が進める次世代スパコンの予算が削減されるそうです。
日本は資源がない国です。少子高齢化がすすみ、成熟している産業構造ですが、さらに上を目指すための政策が絶対に必要です。増やすことがあっても減らしてはいけない分野はあるのです。国は予算を減らすことを前提に考えるのではなく、景気や財政に関係なくどこに資源を集中しなくてはいけないかという「原理原則」をきちっと持たなければいけません。
馬鹿げています。ふざけています。日本の国際競争力の重要な分野を切り捨てるなんて。
仕分け人は「国民の目線で言うと世界一にこだわる必要があるのか」などと指摘。
だそうです。世界一の計算能力のある国が新しい産業を誰よりも早く生み出すことができ、国民、そして人類に貢献できる話にこのコメントです。仕分け人の頭の中を見てみたいものです。スパコンは産業のインフラです。民間ではできないインフラを国は長期的な視点の下、国民だけでなく人類を導かなくてはいけません。例えば新薬を開発するのに今のコンピュータでは10年かかるものを、1年で終わらせるためのインフラです。そのインフラが「国民の目線で言う世界一にこだわる」という、幼稚なコメントをする人間の判断で予算が削られることを、国民は黙ってみていてはいけません。
80年代から2000年ごろまで、日本はスーパーコンピュータの世界をリードしてきました。しかし最近はアメリカに負け続けています。バイオテクノロジーとともに、決して負けてはいけない分野で、国の支援がなくなれば、日本の最先端技術の行く末が心配です。民間企業には手におえない分野もあるのです。
月に人を送り込むというような話ではないのです。
腹が立ったので、みかんをやけ食いしました。
追記 産経新聞の記事によれば、蓮舫参院議員をはじめとする「仕分け人」数人がこの予算のほぼ全額削除をきめたそうです。
文科省側は「技術開発が遅れると、すべてで背中を見ることになる」と防戦したが、圧倒的な「世界一不要論」を前に敗北。同研究所の理事長でノーベル化学賞受賞者の野依(のより)良治氏は「(スパコンなしで)科学技術創造立国はありえない」と憤慨していた。(同記事より引用)
政治にあまり関心のない私ですが、今回は蓮舫参院議員に最大級の抗議をしたところです。ちなみに抗議はメールでも可能です。
info@renho.jp (ここをクリックするとメールソフトが起動します)
同感です
どこで何の勝負が行われているか理解できない人に、判断なんてできるわけ無いのに…
コメントありがとうございます。スパコンも掘削船も大型ファシリティー(箱もの)です。これが如何に重要かをこれまでアピールできなかった研究者コミュニティーには「よい衝撃」になったと思います。でももっとちゃんとした議論をしてほしい。切りやすいところを切る政策には反対ですね。
スパコンを作る費用がかかりすぎるのが納得できないです。NECと富士通が順番につくる事がおかしいです。談合でしょう。維持費に年間60億円以上掛かるし、政官業学の癒着の塊です。研究の発想力とか独創性などのソフトを磨いた方が良いですね。計算ばかり速くても何も生まれないですよ。