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FXの基本
※2009年1月現在
FXで儲ける方法として
・為替差益で儲けるキャピタルゲイン
・スワップで儲けるインカムゲイン
の2つがあります。
【スワップとは】
低金利の円を売り、高金利の外国通貨を買うことで金利差が生じます。一般の銀行預金で言えば利息みたいなものです。
2008年の時点では円を売って米ドルを買うとスワップは大雑把に言って100円/日、豪ドルは120円/日くらいでした。
【スワップで儲ける?】
よくFXの紹介サイトで「スワップでコツコツ儲けよう」などと記載しているところがあります。あるいはこのFX会社はスワップだけ受け取れるとか、為替差損が生じても放置しておけばその内スワップで解決できるなどと紹介されていることがあります。
果たしてスワップ取引は有効な取引でしょうか?
【為替相場の変動リスク】
スワップ取引で儲けようと紹介しているサイトは必ず「為替相場がこのままであれば」が前提となっています。しかし、そのような前提はナンセンスです。2007年夏、2008年秋とサブプライムショックにより為替相場は大きな変動があり、米ドルをはじめとする外国通貨は円に対して大暴落しました。
特に2008年秋は1日で外国通貨が1日で10円も暴落するなど、狂気の相場でした。
例えば豪ドルは2008年夏〜秋にかけて、
1豪ドル=104円→54円
と半分近くに大暴落しました。2009年1月現在豪ドルのスワップは1日60円/1万豪ドルほどです。この損失をこのスワップで取り返すには約22年かかってしまいます。
また
2008/10/24 ポンドは
157.91円(始値)→138.95円(安値)
と1日で18円以上も下落しました。高値は159.92円だったので、高値と安値の差は20円以上という歴史的大暴落を記録しました。
【金利差の変動リスク】
スワップで儲けようとする場合、基本的に低金利の円を売って高金利の外国通貨を買う形になると思います。
サブプライムショックにより、2009年1月現在円売りドル買いでスワップがマイナスになってしまいました。アメリカ以外でも金利を引き下げ、マイナスにならないにせよスワップは小さくなってしまいました。
【マイナー通貨のリスク】
一般論として金利の高い通貨は不安定でもあります。高金利で人気の豪ドル、NZドルは流通量が小さいため、変動リスクも大きくなります。それ以外にも高金利マイナー通貨がありますが、2008年秋のサブプライムショックでの主な通貨の変動幅を見てみましょう。
| 米ドル | 110円→87円 | ▼21% |
| ユーロ | 169円→113円 | ▼33% |
| 豪ドル | 104円→54円 | ▼48% |
| NZドル | 80円→49円 | ▼38% |
ましてや南アランド、トルコリラ、アイスランドクローナに至っては・・・です。アイスランドでは2008年のサブプライムショックで株価が99%以上下落しました。
トルコでは90年代に100%を超えるインフレがあり、対ドルで50%以上暴落しました。
このようにスワップで儲けることは非常に難しいことが分ります。
【余談】
FXで色々ネット検索していたら、あるブログでスワップ取引を勧めていました。そのブログの2008年前半の記事で次のようにありました。
アイスランド国債はムーディーズ社により最高ランクの"Aaa"を受けている。
ちなみに日本国債は"A1"であり、上から5番目の評価。信用という意味で日本はアイスランドに負けている。
またムーディーズ社の見解も引用されていました。
最近のアイスランドの成長を見ると、マイナス要素もあるもののそこから生じるリスクの管理は十分にできると評価。
まあ、サブプライムショックで格付会社の信用そのものが地に落ちましたが・・・(^^;・・いずれにせよスワップ取引はあてにしないが吉でしょう。
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