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それでもデートを優先するか!?
By M.N

今回は星を見に行こう!という企画でした。とはいうもの、実は私だけはマウナケアには登らず(馬鹿だと思うでしょう?)、現地でデートをしてきました。結論から言うと、今はとても後悔をしています。(ほら、そこのあなた!笑わないでください)夜明け近くにホテルに戻ってきた参加者のあの目の輝きといったら、まるで子供のようでした。「天の川って、本当に川のような帯で、その境目がはっきり見えるんだ!」「それに、こういうツアーはもう二度とできないかもしれないんだってさ!」「寒いのなんのって・・・それに空気が薄くてさぁ、頭痛はするし・・・でも、来てよかった!」

このツアーを企画したのは全日空、ハワイアン航空、ANA(全日空)セールス&ツアーズの有志たちです。その中の一人はあのANAセールス&ツアーズの角谷さんです。本当のことを書いてしまうときっと彼らに怒られてしまうかもしれませんが、でも書きます。実はこの企画、当初参加者が集まらず、没になりかけていたのです。そこで急遽「非まじめ旅行社」で参加者を募り、催行されることになりました。(参加者の皆さん、ありがとう!)

不思議なものでどんなに感動的な旅を企画しても人が集まらないこともあれば、普通の旅であってもキャンセル待ちが出るほど申し込みが殺到することもあります。私のように直前になって山に登らずに感動的な体験を逃す人もいるのです。そういえば私たちの現地からのレポートを読んで、「参加すればよかった!」というメールもたくさん寄せられていました。

ホノルルで角谷さんに帰国命令が出た夜、ANAセールス&ツアーズの現地駐在員の後藤さん、角谷さん、そして私の3人でこれからどういうツアーを企画しようかと話し合いました。それらは面白そうなアイデアから、絶対に実現しないであろうと思われるものまで、実に多岐にわたっています。酒を飲みながらどうしてこんなにたくさんのアイデアが出るものかと、下戸の私は実に感心したものです。しかしどんなに面白い体験がその企画の先に待っていたとしても、私のように一生ものの感動を見逃してしまうのでは意味がありません。

そういえば私がデートを優先してしまって後悔をしていたときに、角谷さんがある話をしてくれました。彼は1995年1月のある日、2年後、香港が中国に返還されるという新聞記事を読みました。そのとき何を考えたかというと、「返還される前の香港を見てみたい!」そしてすぐ実行するのが角谷さんです。家族を連れて香港に旅立ったのです。香港から帰国したその日は1月17日。阪神大震災が彼の自宅を襲った日でした。自宅は完全に崩壊され、もし旅に出ていなかったら・・・・角谷さんはそれを境に、「死んだかもしれない人生。やらずに後悔するか、やって後悔するか・・・それが今の僕の行き方です」

そう、デートの前にもしこの話を聞いていたら・・・・もちろん私はデートを優先したでしょう。だって、やらずに後悔したくないもん。(注意:これはもちろんやって後悔した例です)

M.N


写真はすべて角谷さんです。私ではありません。間違えないでください。