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例文と文例は似たような意味で使われる場合がありますが、厳密には
例文:短い文章の「例」
文例:まとまりのある「文章」の「例」
と呼んでいいます。
したがって、「年賀状の例文」ではなく、「年賀状の文例」が正しい表現です。しかし、短いフレーズ「新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」などの場合は、文例と言っても例文と言っても差し支えないでしょう。
なお、文例については、
こちらの「文例」の項目を参照してください。
参考になる文例が解説されています。
●コラム:例文を選ぶ際には
例文が一番使われるのは日本語教育などの場面でしょう。
「例文の作り方」などで検索すると、国語や外国人に日本語を教える場合(逆に日本人に外国語を教える場合)の例文の作り方などのページがHitするでしょう。
昔見たドキュメンタリーに、太平洋戦争当時に日本語の暗号解読を行うために米軍で行われた日本語教育の番組がありました。当時の日本軍は「日本語のような複雑な言語をアメリカ人が理解できるわけが無い、ましてや暗号化したものは不可能」と考えていたらしいのですが、実際には能力のある人間に集中的に日本語を教えることで、全く問題なく暗号解読の作業が出来るようになったそうです(日本軍の暗号はほとんど全て解読されていたようです)。
米軍で利用された日本語教育の教科書の最初が
「地下鉄で上野に行くにはどの電車に乗ればいいのですか」
といった例文だったようです。
当時、メチャメチャに厳しい詰め込み教育を受けていた生徒は「こんな文章、本当に使う機会があるのかよ!」と毒づきながら勉強していたそうです。
番組では戦後50年近く経った時、日米交流の一環として日本に招かれた当時の生徒が「東京駅でついにこの例文を使う機会が来た」とジョークを飛ばしてました。
例文の作り方の一番詳しそうなページを見ると、「その語の意味が例文自体から体得できる」「その語を使う状況が分かる」「分かりやすい」などのポイントが挙げられれています。しかしここに「日常生活で使いそうなもの」というのを是非付け加えてもらいたいものです。
何しろ、英語で「This is a pen.」なんて例文を使う機会があるとはとても思えませんから。
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