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かなり安全2の設定 上級者編(1)
ここでは「かなり安全2」の設定画面の詳しい説明をします。
1)画面の説明

設定画面の上半分は、「どのドライブのデータを、どこへバックアップするか」を指定します。

この例では例えばC,V,O,UドライブがすべてFドライブにバックアップされていることを示します。

また、右にある時間は1分おきにバックアップを繰り返すことを表しています。通常は10分程度の指定で十分でしょう


画面下半分は、どいうファイルをバックアップするかを指定します。データファイルには「拡張子」と呼ばれている、ファイル名の最後に付く「記号」があります。例えばワードファイルの場合は .doc となります。ここではこの「拡張子」を指定し、バックアップの対象となるデータを指定します。

設定を「標準」に戻すには「標準値に設定」をクリックし、中止は「キャンセル」、設定終了は「適用」をクリックして終了です。

2)ドライブの設定

二つのドライブCとDがあるとします。この場合はCのデータはDへ、DのデータはCへバックアップするのが標準的です。ネットドライブなどをお持ちの場合は、物理的に離れているドライブにデータをバックアップすることで、安全性が飛躍的に高まります。
3)拡張子の指定

代表的なデータファイルの拡張子例を示します。

これ以外で普段使われているソフトのデータファイル拡張子がわからない場合は、そのソフトのメーカーか、弊社サポートへお尋ねください。サポートへのメールはこちらまで
ワードdoc
エクセルxls
パワーポイントppt
Outlook Expressdbx
htmlとその部品 htm
html
jpg
gif
テキストファイルtxt


かなり安全2の設定 上級者編(2)
以下の説明は、初心者、中級者にはかなり危険です。十分に内容を理解できるかたのみ、お使いください。
// バックアップするファイルの定義

#define  $ext  |.cpp|.csv|.doc|.gif|.h|.html|.jpg|.php|.ppt|.tmm|.tms|.vcf|.wab|.xls|

DoEvery(10) // 10分おきに実行します
{
    On("Mon,Tue,Wed,Thu,Fri,Sat,Sun") // 各曜日に実行します
    {
          Copy("C:\","F:\~~kana2_C","/s /d /e=$ext");
          Copy("V:\","F:\~~kana2_V","/s /d /e=$ext");
          Copy("O:\","F:\~~kana2_O","/s /d /e=$ext");
          Copy("U:\","F:\~~kana2_U","/s /d");
    }
}


さて、上記は「スクリプト」と呼ばれています。このスクリプトを使うと、非常にきめ細かな設定が可能で、例えば曜日によってバックアップする先を変えたり、一日1回だけバックアップを取ったり、フォルダをまるごとバックアップしたりできます。

■ スクリプトファイルを保存する場所
スクリプトファイルのファイル名は Kana2User.ini と決められています。かなり安全のセットアップ先(通常は c:\Program Files\teglet\Kana2)に保存します。「かなり安全」実行ファイル kana2.exe と同じ場所です。スクリプトファイルはメモ帳等のテキストエディタで作成・編集してください。

Kana2User.ini を作成し、保存すると、「かなり安全」のメイン画面の「設定」をクリックして設定した内容が無効になります。
逆にメイン画面の「設定」をおこなうと、このユーザー定義のスクリプトKana2User.ini は削除されるので、ご注意ください!

■ 基本的な文法 1 #define
これはC言語の #define と同様に、識別子に文字列を割り当てます。ただし、かなり安全2では、ファイルの拡張子の一覧に割り当てる目的のためだけに利用できます。例えば
#define  $ext  |.cpp|.csv|.doc|.gif|.h|.html|.jpg|.php|.ppt|.tmm|.tms|.vcf|.wab|.xls|

は、$ext(識別子の先頭は$)に | で区切った拡張子の一覧を割り当てています。多くの場合この拡張子一覧は繰り返して使うので、この定義を使うと記述がシンプルになります。

■ 基本的な文法 2 DoEvery(n)
これは n 分毎に実行される関数です。基本形は
DoEvery(n)
{
 <この間の内容がn分毎に実行される>
}
となり、n は時間(分)を表します。
DoEveryDay() と間違えやすいので気を付けて下さい。

■ 基本的な文法 3 On("・・・・")

Onの引数は文字列で、この中に曜日をカマ , で区切り羅列します。その曜日に On 以降の { } 内が実行されます。Onはスクリプト中に必ず入れるようにします。

■ 基本的な文法 4 Copy(From, To. Options)
// バックアップするファイルの定義

#define  $ext  |.cpp|.csv|.doc|.gif|.h|.html|.jpg|.php|.ppt|.tmm|.tms|.vcf|.wab|.xls|

DoEvery(10) // 10分おきに実行します
{
    On("Mon,Tue,Wed,Thu,Fri,Sat,Sun") // 各曜日に実行します
    {
          Copy("C:\","F:\~~kana2_C","/s /d /e=$ext");
          Copy("D:\","F:\~~kana2_D","/s /d");
    }
}
ファイルをコピーするコマンドですが、「Windowsのシステム内のファイルをコピーしない」という制約があります。
MS-DOSのCopyコマンドに似ている文法で、第一引数から第二引数へ、オプションの条件でコピーします。オプションは

/s  サブフォルダもコピーする
/d  日付を見て、変更されたものだけをコピーする
/e=$ext 拡張子を指定

となります。/e=$ext を指定しなければフォルダ内の全てのファイルをコピーします。上記の例で言えば、Cドライブのデータは指定した拡張子のファイルがバックアップされ、Dドライブのデータはフォルダ丸ごとバックアップという形になります。

「かなり安全」2では、ファイル指定のコピーはできません。必ずフォルダ単位のコピーになります。

■ 基本的な文法 4 DoEveryDay()

引数なしで、一日一回だけ実行されます。
DoEvery(n) と間違えやすいので気を付けて下さい。

なお、スクリプトには // でコメントを入れることができます。

■ 例題
// バックアップするファイルの定義

#define  $ext  |.cpp|.csv|.doc|.gif|.h|.html|.jpg|.php|.ppt|.tmm|.tms|.vcf|.wab|.xls|

DoEvery(10) // 10分おきに実行します
{
    On("Mon,Tue,Wed,Thu,Fri,Sat,Sun") // 各曜日に実行します
    {
          Copy("C:\","F:\~~kana2_C","/s /d /e=$ext");
          Copy("C:\Doc","F:\~~kana2_C\Doc","/d");   // フォルダまるごとコピー
    }
}

DoEveryDay() // 一日一回だけ実行
{
    On("Mon")  // 月曜日のみ
    {
          Copy("C:\Doc","F:\~~kana2_C\Doc\Mon","/d");
    }
    On("Fri")  // 金曜日のみ
    {
          Copy("C:\Doc","F:\~~kana2_C\Doc\Fri","/d");
    }
}

■ 注意!

かなり安全では、バックアップ元のフォルダ名に ~~kana2_ が含まれると、その中のデータはバックアップの対象になりません。(バックアップファイルを「バックアップ」する連鎖反応を抑えるのが目的です)